東京23区の鍵交換補助金 一覧【2026年度】区ごとの上限額・対象の鍵・申請期限を鍵屋が解説

こんにちは。カギの修理屋さんです。

最終確認日:2026年9月23日(各区の公式ページで確認)

この記事の結論

  • 東京23区のうち22区で、鍵交換(防犯性の高い錠・補助錠)が防犯対策補助金の対象になっています
  • 補助が最も手厚いのは台東区(上限6万円)と世田谷区(4万円まで全額補助)です
  • 新宿区は錠が対象外、川崎市・横浜市には個人向け制度がありません

「鍵の交換に補助金が使えると聞いたけど、うちの区はどうなの?」というご相談が今年に入って急に増えました。区ごとに補助率・上限額・対象になる鍵の種類がバラバラで、去年の情報のまま動くと損をする区もあります。この記事では各区の公式ページを1つずつ確認し、鍵交換に関係する部分だけを抜き出して一覧にしました。

鍵交換の補助金とは?「鍵交換補助金」という制度はあるの?

「鍵交換補助金」という名前の制度は、どの区にもありません。各区が実施する「住まいの防犯対策補助金」「防犯機器等購入緊急補助事業」などの住宅防犯制度の対象品目に「防犯性の高い錠」「補助錠」が含まれている、というのが正確な形です。

背景には2024年から相次いだ「闇バイト」強盗事件があります。東京都が2025年度から「防犯機器等購入緊急補助事業」として区市町村に財源を出し、各区が独自に上乗せして運営しているため、区によって手厚さが大きく違います。

東京都の防犯機器等購入緊急補助事業の仕組み

補助が手厚いのはどの区?

上限額で見ると、台東区が6万円で最も高く、次いで葛飾区の5万円、世田谷区・港区の4万円です。世田谷区は補助率が10分の10なので、4万円以内なら自己負担がありません。

補助金上限額が高い区の比較

順位 区 補助率 上限額
1 台東区 3/4 6万円
2 葛飾区 1/2 5万円
3 世田谷区 10/10(全額) 4万円
3 港区 3/4 4万円
5 足立区(玄関錠) 2/3 33,300円
6 大田区・品川区・目黒区・文京区・練馬区・江東区・中野区・板橋区 3/4 3万円

東京23区 鍵交換補助金 一覧表(2026年度)

区 補助率 上限 申請期間・締切 鍵に関する注意点
千代田区 1/2 1万円 2026/5/1〜2027/1/29
予算到達で終了・郵送消印有効
補助錠・防犯性能の高い鍵が対象。スマートロックは公式明記なし
中央区 3/4 1.5万円 2026/5/1〜2027/2/26(予定)
郵送消印有効
錠・補助錠が対象。スマートロックは公式明記なし
港区 3/4 4万円 支払日から90日以内 錠・補助錠の取付け・交換が対象。電気錠(スマートドア)は対象例
新宿区 1/2 2万円 2026/5/1〜2027/1/31
予算到達で終了・郵送消印有効
錠・補助錠・スマートロックは対象外(カメラ等5品目のみ)
文京区 3/4 3万円 2026/5/11〜2027/3/5
予算到達で終了
錠はCP製品限定。スマートロックは公式明記なし
台東区 3/4 6万円 2026/5/1〜2027/2/15
予算到達で終了・郵送消印有効
防犯性の高い鍵・補助錠が対象。スマートロックは個別確認
墨田区 1/2 2万円 2026/4/1 8:30開始
予算到達で終了
防犯錠・補助錠が対象。スマートロックは公式明記なし
江東区 3/4 3万円 2026/4/1〜2027/3/12
郵送必着
錠・補助錠・スマートロックが対象。認証パッド・バッテリー等の関連機器は対象外
品川区 3/4 3万円 2026/4/1〜2027/2/26
郵送も必着
スマートロックは対象外
目黒区 3/4 3万円 2026/5/1〜2027/1/29
期限までに購入・設置完了
錠・補助錠・スマートロックも対象(本体・設置工事費。スマートリモコンは対象外)
大田区 3/4 3万円 2026/4/1〜12/28
郵送消印有効
スマートロックは対象外
世田谷区 10/10 4万円 2026/4/1〜12/28
郵送必着・窓口17時・予算終了あり
玄関鍵・玄関補助鍵・窓補助鍵が対象。スマートロックは公式明記なし
渋谷区 1/2 2万円 2026/4/1〜2027/2/28
予算到達で終了
スマートロックも対象
中野区 3/4 3万円 2026/4/1〜2027/1/29
期間内の購入・設置・申請完了
後付けスマートロックは対象外
杉並区 2/3 2万円 2026/5/11〜12/28
郵送消印有効・予算終了あり
鍵の交換が対象。スマートロックは公式明記なし
豊島区 1/2 2万円 2026/5/15〜2027/1/31
窓口1/29まで・予算終了あり
玄関錠・補助錠が対象。スマートロックは玄関補助錠に含まれる(顔認証型は本体+認証システムの同時購入のみ)
北区 3/4 2万円 2026/5/1〜2027/2/26
郵送消印有効・窓口17時
錠前の交換・増設が対象。認証システム単体は対象外
荒川区 1/2 1.5万円 2026/5/27〜2027/2/28
郵送消印有効・窓口2/26まで
錠前・補助錠は「防犯対策品全般」枠。後付けスマートロックも対象(電池・ハブ・リモコンキー等の付帯品は対象外)
板橋区 3/4 3万円 2026/6/1〜2027/2/28
郵送消印有効・窓口2/26・予算終了あり
錠・補助錠が対象。スマートロックは対象外
練馬区 3/4 3万円 2026/4/21〜2027/2/26
郵送消印有効・予算終了あり
防犯性能の高い鍵・補助錠が対象。
スマートロックは不正開錠が困難な電気錠が対象例。連携用ハブは対象外
足立区 2/3 33,300円 2026/5/11開始
固定期限なし・予算終了まで
防犯性能の高い玄関錠の取付け・交換が対象。スマートロックは公式明記なし
葛飾区 1/2 5万円 2026/4/20〜2027/3/31
郵送も必着
錠・補助錠・スマートロックも対象
江戸川区 3/4 1.5万円 2026/4/1〜2027/3/31
郵送も必着・予算終了あり
スマートロックも対象

補足すると、東京23区で鍵交換が補助対象になるのは22区、対象外は新宿区の1区です(2026年9月22日時点)。いずれの区も予算上限に達した時点で受付を終了します。

CPマーク付き防犯性の高い錠の例

申請前に確認したい共通点・区ごとの差

  • 対象は2026年4月1日以降に購入・設置したもの
  • 申請は1世帯につき1回
  • 前年度に同種補助を受けた場合の扱いは区によって異なります。世田谷区は令和7・8年度を通じて受給済み世帯(他区市町村での受給を含む)が対象外です。目黒区は令和7年度に目黒区または都内他区市町村の同種補助を受給した世帯が対象外です。一方、品川区は令和7年度に本補助金を申請していても令和8年度に再申請できる旨が誓約書に明記されています。申請前に必ずお住まいの区の条件を確認してください。
  • 補助金は後払い。先に全額を支払い、領収書などを添えて申請する
  • ポイントやクーポンで支払った分は補助対象外
  • 領収書の宛名は「上様」不可。申請者本人のフルネームが必要

見落としがちな注意点は?

スマートロックの扱いが区で正反対

スマートロックの扱いは区ごとに異なります。大田区・品川区・中野区・板橋区・新宿区は対象外です。一方、渋谷区・江東区・江戸川区・目黒区・葛飾区・豊島区・荒川区・練馬区は対象に含めています。江東区では、公式Q&Aでスマートロックは防犯性の高い錠に該当し補助対象と明記されていますが、認証パッド・バッテリーなどの関連機器は対象外です。豊島区では、公式Q&Aでスマートロックは玄関補助錠に含まれると明記されています。顔認証型は本体と認証システムをセットで同時購入する場合が対象で、後から認証システムだけを追加する場合は対象外です。荒川区では、公式Q&Aで後付けスマートロックが対象と明記されていますが、電池・ハブ・リモコンキー等の付帯品は対象外です。目黒区ではスマートロックの本体代・設置工事費が対象で、スマートリモコンは対象外です。北区は錠前とセットで購入した認証システムは対象ですが、認証システム単体は対象外です。練馬区では、公式FAQで不正開錠が困難な電気錠(スマートロック)は「防犯性能の高い錠」の対象例として明記されています。一方、連携用ハブは対象外です。公式に明記のない区もあるため、購入前にお住まいの区へ確認してください。

後付けスマートロックの例(区によって補助対象外)

文京区はCP製品限定

文京区では、錠・シリンダー・サムターンがCPマーク付き製品に限られます。CP製品とは、警察庁などの官民合同会議が「侵入に5分以上耐える」と認定した防犯建物部品です。当社ではCP認定の錠をご提案できます。

CP製品は侵入に5分以上耐える防犯建物部品

去年より減額・終了した区がある

千代田区は前年度の全額補助・上限4万円から、今年度は半額補助・上限1万円に変わりました。北区は上限が3万円から2万円に、墨田区は4万円から2万円に下がっています。江東区は2026年度で制度自体が終了する予定です。昨年の記事や口コミを見て動くと、想定より補助が少ないことがあります。

川崎市・横浜市に鍵交換の補助金はある?

2026年9月時点で、川崎市・横浜市には個人住宅向けの防犯機器補助はありません。両市とも町内会・自治会向けの防犯カメラ補助のみで、東京都のような個人向けの枠組みが神奈川県側にはないためです。詳しくは別記事「川崎市・横浜市に鍵交換の補助金はある?」で解説しています。

申請の流れは?当社がお手伝いできること

鍵交換補助金の申請の流れ5ステップ

  1. お住まいの区の公式ページで、対象の鍵の種類と申請期限を確認
  2. 当社にご相談・お見積り(区の要件に合う錠をご提案します)
  3. 施工・お支払い
  4. 領収書・設置後の写真などを添えて区に申請(電子申請・郵送・窓口)
  5. 審査後、指定口座に振込(目安1〜2か月)

当社では、申請に使える形式の領収書(宛名フルネーム・製品名・型番・施工日・販売店名と住所入り)を発行し、設置後の写真撮影にもご協力しています。「どの鍵なら補助の対象になるか」の段階からご相談ください。

補助金申請に使える領収書と設置写真の例

よくある質問

補助金を使えば鍵交換は無料になりますか?

区によります。世田谷区は4万円以内なら全額補助ですが、多くの区は費用の3/4または1/2が上限額の範囲で補助され、残りは自己負担です。

賃貸マンションでも使えますか?

ほとんどの区で使えます。ただし玄関ドアなど専用使用権のある共用部分に取り付ける場合、所有者や管理組合の同意書が必要です。

鍵の交換と補助錠の追加、両方申請できますか?

多くの区で複数品目の合算申請が可能です。ただし上限額は1世帯あたりの合計額です。

申請してから振込までどれくらいかかりますか?

区によりますが、書類に不備がなければ1〜2か月程度が目安です。

補助金の申請は業者に頼めますか?

申請自体は世帯主本人(または委任状を受けた代理人)が行います。当社は申請に必要な領収書の発行と設置写真の撮影でお手伝いします。

まとめ

鍵交換の補助金は、区ごとに条件が違うぶん「調べた人だけが得をする」制度です。申請期限は早い区で2026年12月28日、予算が尽きれば前倒しで終了します。ご検討中の方は早めにご相談ください。カギの修理屋さんは、創業26年(2000年3月)、東京23区・川崎市・横浜市で鍵交換を承っています。営業時間は10:00〜20:00、年中無休、お問い合わせフォーム・LINEは営業時間 AM10:00〜PM8:00を行っております。

この記事の監修者

藤田 政昭(ふじた まさあき)
有限会社カギの修理屋さん 代表。日本ロックセキュリティ協同組合(JALOSE)組合員。創業26年(2000年3月)、東京23区・川崎市・横浜市で鍵交換・鍵開け・鍵修理を行う現役の鍵技術者として、本記事の各区の制度内容と対象となる錠の種類を確認しました。
監修者プロフィールはこちら

出典(各区公式ページ・2026年9月22日確認)

各区の制度名は以下のとおりです。最新の申請状況は各区の公式ページをご確認ください。

千代田区「令和8年度 防犯機器の購入設置費用に対する補助金」/中央区「令和8年度個人宅向け防犯機器等購入費用助成」/港区「住まいの防犯対策助成事業」/新宿区「防犯対策用品の購入補助事業」/文京区「防犯機器等購入補助事業」/台東区「防犯機器等の購入・設置費用補助」/墨田区「住まいの防犯対策臨時補助金」/江東区「個人宅向け防犯機器等購入緊急補助事業」/品川区「住まいの防犯対策補助金交付制度」/目黒区「防犯機器等購入緊急補助事業」/大田区「令和8年度大田区住まいの防犯対策緊急補助金」/世田谷区「住まいの防犯対策サポート事業」/渋谷区「防犯機器等購入費用の補助」/中野区「防犯機器等購入緊急補助事業」/杉並区「防犯機器等購入補助事業」/豊島区「防犯機器等購入緊急補助事業」/北区「令和8年度北区防犯機器等購入緊急補助事業(個人宅向け)」/荒川区「住まいの防犯対策補助金交付制度」/板橋区「防犯機器等購入緊急補助事業」/練馬区「住まいの防犯対策緊急助成事業」/足立区「令和8年度足立区防犯対策補助事業」/葛飾区「住まいの防犯対策助成」/江戸川区「住まいの防犯対策補助事業」

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